極私的映画と音楽のススメ

極私的映画と音楽のススメ

印象に残る映画には印象に残る音楽がある。
思い出の名場面に流れていた音楽、言葉などをご紹介

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しばらくぶりにアウトプットを再開してみます。

音楽ネタを中心に、続いて映画などもアップします。

こちらの記事の修正転記もしてみようと思っています。

よろしくお願いいたします。


バスキアの絵を見ているととても野性的なものを感じてしまう。


普段は、社会の中で生きているので

有る程度の規範の中でくらしているけれども、

それを取っ払ってしまったら、こんな風になる・・


それをキャンバス上に書き付けているような気がする。


でも、その規範を取り除くということは、

社会からみるとはみ出し者であり、これはイコール孤独であるといこと。


そんな孤独感をかみ締めながら、

動物としての本能のおもむくままに、

彼は、絵を描き続けていったんだろうな。



本能のままに生きていけという

メッセージなのかもしれない。


好みの分かれる絵だとは思うのですが、

こんな感想をもちました。



しかし、ニューヨークという町っておもしろいなあ・・

そんなことも感じてしまったりして。



バスキアとは何ぞや?と思っている方には

まずオススメしたい映画ですね。



初掲載:2006/1/17、再掲載:2008/2/19

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愛と青春の旅だちという映画、
なんといっても、素晴らしいなあと思うのは鬼教官と生徒(士官候補生)との関係。

あんなしごきをされたら、憎悪しかわいてこないと思うんですが、
そこに愛があるから、最後の感動的な敬礼のシーンがくる。

この映画も映画の世界だから・・という風に見てしまうのは
とてももったいない。

厳しい叱責も愛が根底にあれば、それは伝わるものです
そのときは、とてもいいやですけど。。
でもしばらくたつと、感謝の念がわいてきたりします。

親子の関係、教師と生徒の関係、上司と部下の関係
すべてにあてはまる真実なのではないでしょうか


この映画、たんなる青春恋愛映画かと思ってましたが、
全く違いました。

垣根や立場を超えた友情の物語なんですね。


この映画の有名な主題歌の歌詞もそう歌ってます。
Love lift us up where we belong
Far from the world we know
Up where the clear wind blow

愛が、僕たちをさらなる高みに上らせてくれる
そこは僕らが知る世界から遠く離れ
澄んだ風が吹くところ

LOVEは、愛と訳されますが
思いやり、や相手に対する期待なんかも入ってくるのかな
なんてこの映画を見て思いました


ビューティフル・マインド [DVD]/パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
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実在の人物を描いた映画です。
ナッシュ均衡という数学理論を生み出した方なんだそうです。

順風満々の人生・・・というわけではなく、
総合失調症に苦しむ日々だったようです。

彼は天才であったけれども、
天才といえども、一人孤独なままでは
おそらく、大成は難しかったのかもしれません。

一昔前のNHKスペシャルでポアンカレ予想を解いた方の
特集が組まれていました。
彼は若い時から天才ともてはやされ、難題のポアンカレ予想を解くまでにいたった。
ですが、その後、行方をくらまし隠遁生活に入っているそうなんです。

その生活が幸せかどうかを論じるつもりはありません
ナッシュ氏には、彼を支える存在があり、それが故に
病気を持ちながらも、なんとかやってこれたのではないかと思うのです。

天才は天才ゆえに、常人では見えない世界が見えてしまうことがあるんでしょう
彼をその境地から、現実世界に引き戻すのは、献身的な愛だと思うのです。


この映画は、そういった、献身的な愛が起こす小さな奇跡を描いた作品だと思います。
いい映画でした。

ザ・ブルース ムーヴィー・プロジェクト コンプリートDVD-BOX/日活
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THE BLUES Movie Project [DVD]/Happinet(SB)(D)
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最近、ブルースという音楽がとても気に入っています。
年をとったのか、どうなのか。

この音楽は、南部の黒人の日常が歌詞に織り込まれています。
言うまでもない奴隷制時代から公民権運動の時代にいたるまで
彼らが歌い継いできたメロディがベースになっています。

ビリー・ホリデイのストレンジフルーツのような暗い影を落とすものもあれば、

奇妙な果実/ユニバーサル ミュージック クラシック
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月曜日は憂鬱だと歌う、ストーミーマンデイという歌もあります。

多くのトラッド、日本の地域に伝わる歌もそうですが、
それらは、その民族が生きてきたあかしだと思うのです。

彼らの日常、心情、そういったごくごく普通のものが
歌いこまれています。

そこにあるのは、現実の世界なんですね。
最近、そういった音楽を好んで聞くようになってきた背景には、
自分自身の変化もあるのかもしれません。

音楽を通して、歌い手の気持ちに共感してしまっているのかもしれません。


この素敵な音楽は、2003年、100周年を迎えました。
マーティン・スコセッシが音頭を取って、それを7本の映画にまとめたようです(監督はそれぞれれ違う)
それが一番上にのっけた写真のDVDです。

いわゆるはやり歌が嘘である、虚構であるというつもりはありませんが、
その時代を生きた彼らのあかしとして残された音楽を聴き継いでいくことには
おおきな意味があるような気がしています。

というわけで、このブログでも少しずつ紹介していこうと思います。

つみきのいえ/平田 研也
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このえいがをみて思ったのは、
形のあるものは消えていっても、
思い出のような形の無いものは消えることが
ないのだということ。
 
なので、おじいさんも、
きっとたまらなく寂しいんだろうけれど、
その思い出に支えられて生きているんだと思います。
 
 
短いけど、じんわりくる映画でした。
 
長澤まさみ、ナレーションなかなかうまいです。
pieces of love Vol.1 つみきのいえ
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レ・ミゼラブル~サウンドトラック/ユニバーサル インターナショナル
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お正月にレミゼラブルを見てきました。
その時の驚き。パンフレットが完売してる・・・

そうなんです、パンフレットが完売。新宿には無く、
ついに池袋で見つけました。
そうまでして買いたくなったのは勿論映画がすばらしいから。

映画だけ見てもいいんですが、是非舞台を経験して欲しいです。
学生のバリケードのシーン、
ワインデイモアの場面など、舞台を見ているとより一層の感動が味わえると思います。

しかし、すばらしかったのは、出演者が皆歌っているという事実。
演技しながら歌っていたとはすごい。

とくに、アン・ハサウェイの「I dreamed a dream」は素晴らしすぎました。
この曲のためだけにサントラを買っても惜しくない。

オペラ座の怪人の映画化は悲惨でしたがこれは大成功。
まだ見ていない方は急いで!(まだ放映しているかはわかりませんが)
Stormbringer (W/Dvd)/Deep Purple
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さて、このStormbringerですが、何がよいかっていうと、
イギリス的な湿り気があるからなんですよ。

正直第2期のDeepPurpleにはそれは感じられなかったので。
(もちろんそういう曲は無くはないが)


特にGypsyやSoldier of FortuneなんかはDeepPurpleを
知らなくても、いい曲だと思えるのではないかな。


Gypsyはギターソロも良いし。



アップテンポな曲もHigh Ball Shooterとか
Lady Double Dealerとか、個人的にはSpeedKingや
Fireballなんかよりも良い曲だと思う。。


グレン・ヒューズ色が強まったという声もありますが、
そんなにおいがあるのは実は1曲だけ。
Hold Onてのが、そうですが、よく聞くとべつに悪くないですし。



なんか、この1曲があるだけで、アルバム全体が低評価を
得るのはハードロック&メタル系のアルバムに顕著な気がする。


スコーピオンズがレゲエやったっていったって1曲だけだし。

ジューダスプリーストがポップになったっていったって
定番曲Living After Midnightはかなりのポップだし。
これで貶められるならば「Turbo」も浮かばれまい。


アイアンメイデンの「Somewhere in Time」やら
モトリークルーの「Motley Crue」なんかがその典型。

まあ、スキッドロウの「Subhuman Race」は分からんでもない。
あれは方向性というより、楽曲自体に魅力がなかったのだけれども。



てなわけで、このStormbringer、かなりの名作だと思うので、
聞かず嫌いの方は聞いてみてください。


次のCome taste the Bandは、ちょっとブラックっぽくなってますが
まあ、気にならない程度です。(Stormbringerよりは顕著ですが)



とうわけで、レビュー評価などで聞かずきらいになるのは
もったいない!といえるアルバムの筆頭ですねこのアルバムは。



【中古】音楽雑誌 BURRN! 1993/10 バーン
¥180
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ディープパープルに始めて興味を持ったのは、
実は1993年のBURRN!10月号。
あの「The Battle Rages On」が発売になったタイミングで
リッチー・ブラックモアが表紙になっていたやつです。


あのころのBURRN!は、きちんとディスコグラフィーを
掲載してくれていたので、それを参考に、過去をたどっていったというわけ。



もちろん「The Battle Rages On」も買いましたよ。
ジャケットが、おそらく彼らの中で一番かっこいいし。
内容は、BURRN!の点数ほど悪くは無いかな。
レインボウのパクリが指摘されてましたが「The Battle Rages On」と
「Anya」は、良い曲ですよ。

Battle Rages on/Deep Purple
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それはさておき、そのディスコグラフィーの中で、やはり一番目を引くのは
ベストアルバムの類。何種類かでているベストも細かく乗っけてくれていたので、
まずは「Deepest Purple」を購入。

で、「Highway Star」と「Smoke on the Water」が入っているアルバムということで
「Machine Head」も購入。

Deepest Purple: Very Best of/Deep Purple
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Machine Head/Deep Purple
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で、ものすごいといううわさから、「Live in Japan」も購入。
これは輸入版の方がジャケットがかっこいいのでそちらを。

で、この段階で、ある程度のディープパープル像ができあがっているわけです。

純然たるハードロックに、味わい深いギターとオルガンと、猛々しいシャウトが
重なってくるというスタイル。


Made in Japan (Dlx)/Deep Purple
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※これが輸入版


ライヴ・イン・ジャパン/ディープ・パープル
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※これが日本版



すなわちこの段階ではあくまでも第2期がメインで、
第3期なんてBurnくらいしか印象に無かったし、無論第1期なんて、hushのみなわけです。

この印象が変わったのは以下の2枚のアルバムを手にしてから。


まず「Single A's and B's」


なんといっても、第1期の味わい部かさを理解できたのが大きい。
「Kentucky Woman」とか「One More RainyDay」なんて、その後の彼らからは
想像もできない、歌謡曲チックなロックなんですが、これがまた味わい深い。
なつかしい音響もあって、かなり好きな曲です。


続いては、第2期にも意外とメロウで良い曲があるんだなということ。
これの筆頭が「When a Blind Man Cries」ですね。
デヴィッド・カヴァデールがうたっていたら、とてつもなくソウルフルな曲に
なっていたと思うがイアン・ギランもまあ、許せる範囲。
この切なさこそがブリティッシュなんですよね。


その他、第2期で有名なのにどうしても好きになれなかったSpeed Kingの
ピアノから入るバージョン(途中でピアノだったかな?)もすごく良かった。

Singles A’s & B’s/Deep Purple
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続いては「DeepPurple Anthology」

これは、前述のSpeed Kingのオルガン(ジャムか?)から入るバージョンが入っていて
これまた既存のSpeed Kingもかっこよかったが、ここで言いたいのは、
第3期と第4期の楽曲が妙に良いこと。


正直「Deepest Purple」で聞いたとき、「StormBringer」はあまり印象に残っていませんでしたが
ここで、聞いていると、なかなか悪くないことに気づきました。


で、ソウルとしかいえない「Hold on」や、憂いのあるギターソロが良い「Gypsy」なども結構好きな部類。
で、かなり評価の悪い第4期も「Getting Tighter」などは、フツーのロックでなかなか良い。

Anthology/Deep Purple
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というわけで興味関心が、
・ディープパープルにも意外とメロウで良い曲がある点
・第3期第4期が、一般に言われているよりも悪くない点
に気がつき、


この段階で、もしかするとメロウな良い曲は第3期、第4期に集中しているのか?
とも思うようになりました。


そこで、前述のBURRN!のディスコグラフィーを見て、選んだのが、「Stormbringer」でした。


Stormbringer (W/Dvd)/Deep Purple

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