DeepPurple 『Stormbringer』その2 | 極私的映画と音楽のススメ

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Stormbringer (W/Dvd)/Deep Purple
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さて、このStormbringerですが、何がよいかっていうと、
イギリス的な湿り気があるからなんですよ。

正直第2期のDeepPurpleにはそれは感じられなかったので。
(もちろんそういう曲は無くはないが)


特にGypsyやSoldier of FortuneなんかはDeepPurpleを
知らなくても、いい曲だと思えるのではないかな。


Gypsyはギターソロも良いし。



アップテンポな曲もHigh Ball Shooterとか
Lady Double Dealerとか、個人的にはSpeedKingや
Fireballなんかよりも良い曲だと思う。。


グレン・ヒューズ色が強まったという声もありますが、
そんなにおいがあるのは実は1曲だけ。
Hold Onてのが、そうですが、よく聞くとべつに悪くないですし。



なんか、この1曲があるだけで、アルバム全体が低評価を
得るのはハードロック&メタル系のアルバムに顕著な気がする。


スコーピオンズがレゲエやったっていったって1曲だけだし。

ジューダスプリーストがポップになったっていったって
定番曲Living After Midnightはかなりのポップだし。
これで貶められるならば「Turbo」も浮かばれまい。


アイアンメイデンの「Somewhere in Time」やら
モトリークルーの「Motley Crue」なんかがその典型。

まあ、スキッドロウの「Subhuman Race」は分からんでもない。
あれは方向性というより、楽曲自体に魅力がなかったのだけれども。



てなわけで、このStormbringer、かなりの名作だと思うので、
聞かず嫌いの方は聞いてみてください。


次のCome taste the Bandは、ちょっとブラックっぽくなってますが
まあ、気にならない程度です。(Stormbringerよりは顕著ですが)



とうわけで、レビュー評価などで聞かずきらいになるのは
もったいない!といえるアルバムの筆頭ですねこのアルバムは。