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ダイジェスト版はよく見たことがあったんですよね
SF映画特集とか、スピルバーグ特集とか、アカデミー賞特集とかで
内容は良くわからないまでも、UFOとの遭遇を描いた作品で
何らかの理由で、名作という名を残しているということもわかっていました。
同じようなものとしてはキューブリックの2001年宇宙の旅があります。
こちらは、たしかモノリスという石柱の物体がでてきたり、
音楽もツァラトゥストラはかく語りきの導入部があったりと
映画のないようにプラスして、記憶に残る要素がたくさんありました。
今回、この映画を見るにいたった経緯は、出張にいくことになったため。
機内で時間つぶしに見てみたというわけです。
で、感想としては、残念ながら、今の知識、今の文化でみてみると
B級の域を出ていないように感じました。
主人公の男性が、なんでああいう形のものに魅せられていったのか。
そのあげくに、どうして家族を失ってまで、その物体を追いかけていってしまうのか
結論は、それがUFO(未知)との遭遇の場所であったとしても
それが家族を失わせるような常軌を逸した行動に結びつくようには
どうしても思えず、さらには、映画のストーリー上、そのあたりも
説明不足で、どうしても唐突感がぬぐえない。
また、未知との遭遇の場面も、やけにあっさりしているし、
どうもものたりない。
まあ、きっとこの映画がはじめて流れた当時は、
宇宙人ってどんな姿なんだろうと、おもって衝撃を受けた人もいるでしょうし、
UFOのジオラマというか特撮に驚いた人もいるでしょう。
ただ、今という時代から見たときには、どうしても荒さが目立ってしまうんですよね。
といいつつも、ある意味歴史に名を残した映画ですので、見てみても
損はないかもしれません。
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